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第6回運送業雑学講座

皆さんこんにちは!
有限会社田仲商事、更新担当の中西です。

第5回「最新技術で進化する運送業」に続く、第6回運送業雑学講座は、**「環境配慮型運送の取り組み ~エコドライブとEVトラック導入」**をお届けします。地球環境への負荷を減らしつつ、企業のコスト削減や社会的評価アップにもつながる、エコドライブの実践方法とEVトラック導入のポイントをご紹介します♪


1. エコドライブでCO₂削減&コストダウン

① 基本のエコドライブ技術

  • アイドリングストップ:停車時はエンジン停止で燃料消費と排出ガスをカット。

  • 適正速度維持:高速道路では80~90km/hを目安に走行し、燃費の最適化。

  • 滑らかな加減速:急加速・急減速を避け、アクセル操作を一定に保つことで燃費が約10%向上。

② ドライバー教育とモニタリング

  • 運転診断システム:テレマティクスで加速・減速・アイドリング時間を可視化し、スコア化。

  • フィードバック研修:定期的に運転ログをもとに講習を実施し、習熟度を向上。

③ エコドライブ成果

  • 事例:A社ではエコドライブ導入後、年間燃料費を12%削減し、CO₂排出量を15%削減に成功。


2. EVトラック導入のメリットと課題

① EVトラックのメリット

  • ゼロエミッション:走行中のCO₂排出がゼロ。都市部配送での環境負荷を大幅に低減。

  • 低騒音:静かな走行で夜間配送や住宅地での配送にも最適。

  • メンテナンスコスト削減:エンジンオイル交換不要など、ランニングコストがガソリン車より約20%低減。

② 導入時の課題と対策

課題 対策
航続距離の制限 日常配送ルートを見直し、充電ステーションを確保
充電時間の確保 夜間・休憩時に充電計画を立て、急速充電設備を導入
初期投資の高さ 補助金・助成金制度(国・自治体)を活用
車両重量の増加 荷物搭載量を見直し、軽量化梱包材の採用

3. 導入ステップと補助金活用

① 導入ステップ

  1. 現状分析:配送ルート・走行距離を把握し、EV適用可能性を評価

  2. 車種選定:航続距離・積載量・充電仕様を比較

  3. 充電インフラ整備:社内・拠点に普通・急速充電器を設置

  4. パイロット運用:少台数で運用テストを実施し、運用マニュアルを整備

  5. 本格導入:効果検証後、全社展開

② 補助金・助成金例

  • 国の電動車普及促進補助金:トラック購入費用の最大20%補助

  • 地方自治体の導入支援:充電器設置費用の一部助成

  • カーボンニュートラル支援制度:CO₂削減量に応じた報奨金


4. まとめ—持続可能な運送業を目指して

  1. エコドライブで燃料費とCO₂を大幅削減

  2. EVトラックでゼロエミッション配送を実現

  3. 補助金活用で初期投資を抑え、ROIを最大化

  4. パイロット運用から本格導入まで段階的に展開

有限会社田仲商事では、エコドライブ研修からEVトラック導入支援、充電インフラ構築までトータルでサポート。環境に優しく、効率的な物流を一緒に実現しましょう!


次回は第7回として、**「物流現場の働き方改革 ~安全・効率・人手不足解消の最新施策」**をお届けします。どうぞお楽しみに!

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